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リスティング広告は、出すだけでは成果が出ない時代へ|運用編 第5回(全5回)

リスティング広告は、出すだけでは成果が出ない時代へ|運用編 第5回(全5回)

運用編 第5回:広告データをホームページ改善に活かす

リスティング広告の運用で得られるデータは、広告管理画面の中だけで使うものではありません。

検索語句、クリック率、CV率、CPA、地域、時間帯、デバイス、リンク先ページの反応などを見ていくと、広告の改善だけでなく、ホームページ改善のヒントも見えてきます。

リスティング広告は、見込み客をホームページへ集めるための施策です。しかし、集めたユーザーが問い合わせや購入につながるかどうかは、ホームページの内容や導線によって大きく変わります。

今回は、運用編 第5回として、広告データをホームページ改善に活かす考え方について解説します。

広告データは、ユーザーの反応が見える材料

広告データを見ると、ユーザーがどのような言葉で検索し、どの広告に反応し、どのページに訪問し、どこで成果につながったのかを確認できます。

Google広告の検索語句レポートでは、実際にユーザーが検索した言葉を確認できます。また、Google Analyticsでは、ページ閲覧やクリック、問い合わせ完了など、ユーザーの行動をイベントとして計測できます。Search Consoleでは、自然検索で表示・クリックされている検索語句やページの状況を確認できます。

これらのデータを合わせて見ることで、広告だけではなく、ホームページ全体の改善点が見えやすくなります。

広告運用で重要なのは、広告費を使って得たデータを、次の改善に活かすことです。

検索語句から、ユーザーの悩みを読み取る

広告データの中でも、特に重要なのが検索語句です。

検索語句には、ユーザーの悩みや目的がそのまま表れます。たとえば、次のような検索語句が多い場合、それぞれユーザーの関心は少しずつ異なります。

  • リスティング広告 費用対効果
  • Google広告 運用 見直し
  • 広告費 無駄 減らす
  • ホームページ 問い合わせ 増やす
  • リスティング広告代理店 乗り換え 愛知

これらの言葉は、単に広告キーワードとして使うだけではもったいない情報です。

たとえば、「広告費 無駄 減らす」という検索語句が多いなら、ホームページ内に無駄な配信を減らす運用方針や、検索語句確認・除外キーワード設定について説明する内容が必要かもしれません。

「広告代理店 乗り換え」という検索語句があるなら、現在の運用に不満がある人向けに、運用見直しのチェック項目や相談の流れを掲載した方が良いかもしれません。

検索語句は、ホームページに何を書くべきかを教えてくれる重要なデータです。

検索語句からホームページ改善のヒントを見つける

反応の良いキーワード・広告文をページ内容に反映する

広告文の反応も、ホームページ改善に活かせます。

複数の見出しや説明文を登録していると、どの訴求がクリックされやすいか、どの内容がCVにつながりやすいかが見えてきます。

たとえば、次のような訴求に反応がある場合、ホームページ側にも同じ内容を分かりやすく反映することが重要です。

  • 広告費の無駄を減らす
  • ホームページ改善まで対応
  • 運用代行の見直し
  • 中小企業の広告運用を支援
  • 配信後の改善までサポート

広告では伝えているのに、リンク先ページにその説明がない場合、ユーザーは期待した情報が見つからず離脱しやすくなります。

広告文で反応が良い内容は、ホームページの見出し、本文、サービス説明、よくある質問、事例紹介などにも反映していくべきです。

CVにつながるキーワードをページ見出しに活かす

広告でCVにつながった検索語句やキーワードは、ホームページ改善において特に価値があります。

なぜなら、それは実際に問い合わせや購入につながった言葉だからです。

たとえば、「Google広告 見直し」で問い合わせが発生しているなら、リンク先ページ内に「Google広告の運用見直し」という見出しや説明を追加することが考えられます。

「リスティング広告 ホームページ改善」という検索語句から反応があるなら、広告運用とホームページ改善をセットで支援する内容を、より目立つ位置に配置した方がよいかもしれません。

ホームページの言葉づかいが、実際に問い合わせにつながっている検索語句とズレていると、ユーザーに伝わりにくくなります。

広告で得たCVキーワードは、ページ改善に優先的に活かしたい情報です。

離脱が多いページを改善する

広告からアクセスを集めても、リンク先ページですぐに離脱されている場合、広告費は成果につながりにくくなります。

Google Analyticsでは、ページ閲覧やクリック、問い合わせ完了などの行動をイベントとして確認できます。問い合わせページへの遷移、電話タップ、フォーム送信などを計測しておくことで、ユーザーがどこで止まっているのかを把握しやすくなります。

たとえば、次のような状況が見つかることがあります。

  • 広告からの流入は多いが、すぐに離脱している
  • サービスページは読まれているが、問い合わせページに進んでいない
  • 問い合わせフォームまでは進むが、完了していない
  • スマートフォンだけCV率が低い
  • 特定のページだけCPAが悪い

この場合、広告文やキーワードだけではなく、ホームページ側の見直しが必要です。

ファーストビュー、問い合わせボタン、料金や対応範囲の説明、事例、フォーム項目、スマホ表示などを確認し、広告から来たユーザーが迷わず行動できる状態に整えていきます。

広告データをコラムやSEOにも活かす

広告データは、コラム作成やSEOにも活用できます。

Search Consoleの検索パフォーマンスレポートでは、自然検索で表示・クリックされている検索語句やページ、クリック数、表示回数、CTR、平均掲載順位などを確認できます。広告の検索語句とSearch Consoleのデータを合わせて見ることで、ユーザーがどのようなテーマに関心を持っているのかがより分かりやすくなります。

たとえば、広告ではCVにつながっているが、SEOではまだ流入が少ないテーマがあれば、そのテーマでサービスページやコラムを作成する候補になります。

逆に、SEOで表示回数は多いのにクリック率が低いテーマがあれば、タイトルや見出し、ページ内容の見直しが必要かもしれません。

広告で得た反応をSEOやコラムに活かすことで、広告だけに依存しない集客の土台を育てることができます。

広告とホームページ改善をつなげる流れ

広告データをホームページ改善に活かすには、次のような流れで考えると分かりやすくなります。

  • 検索語句を確認する
  • 無駄な検索語句を除外する
  • 反応の良い検索語句を見つける
  • 広告文に反映する
  • リンク先ページの内容とそろえる
  • Analyticsでクリック後の行動を見る
  • Search ConsoleでSEOデータも確認する
  • ページ改善やコラム作成に活かす

この流れを繰り返すことで、広告運用とホームページ運営がつながります。

広告はアクセスを集めるための入口です。ホームページは、そのアクセスを問い合わせや購入につなげる受け皿です。どちらか一方だけを改善しても、成果は伸びにくくなります。

広告データをホームページ改善とSEOに活かす流れ

広告費を使って得たデータを資産にする

リスティング広告は、クリックされるたびに広告費が発生します。

そのため、広告費を使って得たデータをその場限りで終わらせてしまうのは非常にもったいないことです。

検索語句、広告文の反応、CVにつながったキーワード、離脱が多いページ、成果が出やすい地域や時間帯、スマホとPCの違いなどは、すべて今後のWebマーケティングに活かせる材料になります。

広告データをホームページ改善に活かせば、広告の効果を高めるだけでなく、ホームページ自体の力も高めることができます。

ホームページが改善されれば、広告からのCV率だけでなく、自然検索やSNS、紹介、直接アクセスからの問い合わせにも良い影響が出る可能性があります。

広告運用で得たデータを、ホームページ全体の資産に変えていくことが重要です。

広告だけに依存しない運営体制へ

リスティング広告は、今でも有効な集客方法です。

しかし、広告だけに頼り続ける運用は、クリック単価の上昇や競合増加の影響を受けやすくなります。

だからこそ、広告で得たデータをホームページ改善やSEO、コラム作成に活かし、広告以外の集客力も育てていくことが大切です。

広告で見つけた検索ニーズをページに反映する。反応の良いテーマをコラムにする。CVしやすいページの構成を他のページにも活かす。こうした取り組みを続けることで、ホームページ全体が少しずつ強くなっていきます。

広告運用とホームページ運営を別々に考えるのではなく、一体で改善していくことが、これからのWebマーケティングでは欠かせません。

まとめ

リスティング広告のデータは、広告管理画面の中だけで使うものではありません。

検索語句、広告文の反応、CVにつながったキーワード、クリック後の行動、地域・時間帯・デバイスの傾向などは、ホームページ改善に活かせる重要な情報です。

広告データをもとに、ページの見出しや本文、問い合わせ導線、よくある質問、事例、コラムテーマを見直すことで、広告費を成果につなげやすくなります。

また、Search ConsoleやGoogle Analyticsのデータも合わせて見ることで、広告・SEO・ホームページ運営を一体で改善できます。

リスティング広告の価値は、問い合わせを増やすことだけではありません。広告費を使って得たデータを、ホームページ全体の改善に活かせることにもあります。

基本編・運用編を通してお伝えしてきたように、これからのリスティング広告は「出すだけ」では成果が出にくい時代です。広告運用、アクセス解析、Search Console、ホームページ改善を組み合わせて、継続的に成果を作っていくことが重要です。

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