製造業だけに限らずどの業界でも、新しくホームページを制作するとすぐに反応が知りたくなります。
しかし新しく作ったホームページにはアクセスが集まりにくく、困っている人も少なくありません。
もしも「新しいホームページの効果を早く知りたい」「このままずっとアクセスが集まらなかったら……」と悩んでいる場合は、リスティング広告を運用してみるのをおすすめします。
本記事では製造業ホームページにリスティング広告が必要な理由や、成功する広告運用のコツを解説します。
製造業のホームページに広告が必要な理由
本章では製造業のホームページに広告が必要な理由を紹介します。
アクセスがすぐ増えるとは限らない
大前提として、新しくホームページを作った場合、すぐにお客様からアクセスが来ることはほとんどありません。
SEOに関連する設定を全て完了させていても、アクセスし始めるまでに2~3日必要なのが一般的です。
それから徐々にお客様からのアクセスが始まるので、一気にアクセスが増加するケースのほうが珍しいことを理解しましょう。
しかし、Web広告を実施することで広告リンクからのアクセスがSEOに関係なく集まります。
広告でアクセスが集まれば、SEOにも影響が出て広告以外のアクセスも集まりやすくなるのです。
もし効率よく新しいホームページの効果を確認したいのなら、Web広告の実施をおすすめします。
お客様がアクセスしているキーワードが見える
Web広告のなかでもリスティング広告でしたら、特定のキーワードをネットで検索したときに広告を表示させることができます。
キーワードを複数設定しておけば、どのキーワードからホームページにアクセスされたのか確認することも可能です。
ホームページのアクセスだけでなく、どのキーワードから問い合わせや注文に至ったのかも確認できるので、効果的なキーワード調査もしやすくなります。
営業効果アップが見込める
Web広告を実施することでアクセスが増加すれば、注文や問い合わせに至る可能性も高くなります。
さらに広告最適化を進めれば、注文や問い合わせ数の増加を狙うことも可能です。
ただし、注文や問い合わせの増加を狙って広告費を増額する場合は、その前に広告効果をしっかり確認しましょう。
ホームページのアクセスから注文や問い合わせに至る数が少ない場合、その原因がホームページの設計にあるケースは少なくありません。
ホームページの設計がよくない状態で広告をいくら増やしても、注文や問い合わせが増えることはないです。
効果がない場合の広告費増額は慎重に行いましょう。
リスティング広告とは?
本章では製造業ホームページでよく使われるリスティング広告について解説します。
リスティング広告の概要
リスティング広告とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンを利用したネット検索で、ユーザーが検索したキーワードによって表示される広告です。
検索結果の画面に他の検索結果と同様にテキスト形式で表示され、検索結果の1番上など目立つ位置に配置されます。
広告がクリックされると広告費用が加算される仕組みで、クリック単価は対象のキーワードに広告を実施している人が指定している広告費用によって変わります。
クリック単価はオークション方式で決まる
クリックされるたびに必要になる広告費用は、広告オークションによって決定します。
1番高い金額を提示している人が1番上位に広告を表示できるのです。
もしオークションで競うライバルがいなければ、安価での広告表示が可能ですが、ライバルが高額の広告費用を提示している場合は検索画面の上位に広告表示できません。
提示される金額の幅は広く、高ければ1,000円以上で安ければ100円以下です。
広告運用する場合は、「高額でも必ず広告を出したいキーワード」と「他の人があまり注目していない安くて効果的なキーワード」を探し出すことが重要視されます。
製造業ホームページにリスティング広告が効果的な理由
製造業ホームページでWeb広告を行う場合は、まずリスティング広告からはじめるのがおすすめです。
理由は以下の通りです。
- キーワード調査ができる
- ホームページ改善のヒントにある
- 確度の高いお客様のアクセスにつながりやすい
リスティング広告では、どのキーワードがどれだけアクセスにつながったのか数値で分かります。
集まったアクセスデータによって、どのキーワードからアクセスや問い合わせにつながりやすいのか調査でき、その結果をもとにホームページ改善を進めるきっかけにもなるのです。
また、広告を実施するキーワードは購入意欲が高い人が調べるであろうキーワードにする場合が多く、そんなキーワードで検索する人は購入意欲があり確度が高いと言えます。
リスティング広告のデメリット
メリットが多いように見えるリスティング広告ですが、以下のようにデメリットも存在します。
- クリック単価によっては高額になってしまう場合がある
- 設定や調整に時間がかかる
多くの人が困るポイントが、広告予算と設定・調整の大変さです。
広告予算は事前に決めた月額予算を超えないように調整されますが、もしもクリック単価が高額なキーワードを狙う場合は1日に数回のホームページアクセスしか見込めなくなってしまいます。
そのため日々広告状況を見守って、クリック単価が安く効果的なキーワード探しをする必要があるのです。
その他のWeb広告を紹介
本章ではリスティング広告以外のWeb広告を紹介します。
リスティング広告と同時に運用する場合も多いので、ぜひ参考にしてください。
ディスプレイ広告とは
ディスプレイ広告は、ホームページにあらかじめ設けられている広告表示枠に画像・動画・テキストで表示される広告です。
バナー形式で表示されることが多いことから、バナー広告と呼ばれています。
複数の画像と複数のテキストを組み合わせる形で広告が作られるのが特徴です。
リスティング広告との違いを以下にまとめました。
- 広告の表示回数が多い
- リマーケティングが行える
- 周知効果は高いけれど確度が若干低い
リスティング広告は検索結果の画面でしか表示されないのに対して、ディスプレイ広告は広告表示枠があるホームページなら、どれを閲覧していても表示されます。
そのため、広告の表示回数も広告からホームページへのアクセス回数も多くなる傾向があります。
また、一度ホームページを訪れた人に対して広告を表示させるリマーケティング広告を実施できるのも特徴です。
ディスプレイ広告は多くの人に幅広く広告を表示できて、周知効果は優れています。
しかし、商品に対する興味が少ない人にも広告を出してしまうので、リスティング広告でホームページにアクセスする人に比べて問い合わせに至る数は少ない傾向があります。
動画広告とは
あらかじめ制作した動画コンテンツを広告として、YouTubeなどの動画配信サービスで見ている動画の途中で配信する広告です。
ディスプレイ広告と同様に、広告の表示回数はとても多いですが、広告からホームページアクセスに至る数は少ない傾向があります。
周知効果はとても強く、企業名やサービス名を広く伝えたい場合に利用すると効果的な広告です。
広告運用が成功するコツ
本章では製造業ホームページでリスティング広告運用を成功させるコツを紹介します。
広告スタート前に広告設定を作り込む
リスティング広告を始めようとすると、まずは広告設定を決める必要があります。
適当に1パターンだけ広告原稿を作ってスタートしてしまう人がいますが、その方法はおすすめしません。
広告設定で決めなければいけない項目は多く存在しますが、以下のポイントは最低限しっかり作り込みましょう。
- 検索キーワード
- 広告予算
- 広告表示エリア
1つずつ解説していきます。
検索キーワード
検索キーワード選びで重要なポイントは「広くアクセスされるような王道キーワード」と「購買意欲が高いお客様が探すであろうキーワード」です。
どんなに良い商品やサービスでも、幅広く周知されないと利用してもらえません。
商品やサービスを今は必要としていないお客様でも、必要になったタイミングで頼ってくれるように導くための種まきの意味でも王道キーワードの登録は必要です。
購買意欲が高いお客様が探すであろうキーワードも王道キーワードと同じくらい重要です。
例えば仕事帰りに通えるスポーツジムを探している人がいた場合、ネット検索する時に「スポーツジム」だけで検索するでしょうか。
実際に通うつもりのスポーツジムを探す人なら「スポーツジム 勤務先の住所」や「スポーツジム 自宅最寄り駅名」など、地域も追加して検索するでしょう。
更にスポーツジムでプールを使いたい人の場合は「スポーツジム プール 勤務先の住所」と入力して検索することが考えられます。
このようないくつものキーワードをつなげたものをロングテールキーワードと呼び、このロングテールキーワードで検索された際に広告が表示される状態を目指してキーワード設定を行いましょう。
広告予算
例えば毎月広告予算として100万円使えるというような企業は大手企業以外にはほとんどないでしょう。
中小企業の場合、毎月の広告予算が4~5万円という企業も少なくありません。
そのため、広告の日割り予算の設定はとても重要で、とくに以下の項目には注意しましょう。
- 企業の定休日にも広告を配信する?
- 24時間配信し続ける?
- 反響が少ないキーワードにも同じ金額で広告を出す?
もしもホームページからの反響がメールではなく電話での問い合わせが多い場合、企業の定休日に広告を配信しても反響につながらないかもしれません。
また、営業時間外にも電話に出られずせっかくの問い合わせをムダにしてしまう可能性があります。
このような広告のムダを省くためにも、定休日や営業時間外の広告配信をするべきか、しっかり検討しましょう。
広告表示エリア
もし大阪にある企業で周辺の都道府県から集客を考えている場合、北海道や沖縄からの問い合わせはできるだけ除外したいですよね。
このような対応エリア外からの問い合わせを防ぐために、広告表示エリアを限定させる設定を必須です。
また、広告表示エリアを限定していないと、海外からの広告クリックで一気に予算を消費してしまう可能性もあります。
実際のサービス対応エリアに合った広告表示エリア設定を事前に行いましょう。
日々の変化を観察・調整
リスティング広告は開始前の設定が最重要と言えますが、開始後も油断は禁物です。
設定ミスがないか確認する以外にも、予想通りに広告が表示・クリックされているか、日々観察することも重要です。
どのキーワードから1番アクセスが少ないのか確認できたら、そのキーワードでの広告を中止したり別のキーワードを探すなどの対応をしましょう。
その他にも、アクセスしてほしくないキーワードからのアクセスがあった場合は、そのキーワードを除外登録したり、アクセスの時間帯・エリア・どのデバイスからのアクセスが多いかなど確認事項は多岐にわたります。
労力はかなりかかりますが、広告最適化のためには欠かせない作業です。
広告運用と同時に考えたいポイント
本章では、製造業のホームページでリスティング広告と同時に考えるべきポイントを紹介します。
ホームページの改善
リスティング広告を数ヶ月続けていると、どのようなキーワードからのアクセスや問い合わせが多いのか数値ではっきりと分かるようになります。
もしもホームページではあまり記載していないコンテンツについてのキーワードからアクセスが多い場合は、改善のチャンスです。
簡単な改善で言うとタイトルタグやディスクリプションの編集で人気のあるキーワードを記載できるか検討しましょう。
また、コラムページやよくある質問ページなどに追加するのもおすすめです。
別メディアでの広告運用
もしGoogleのリスティング広告を実施している場合、Yahoo!のリスティング広告を開始するのをおすすめします。
Googleと同様の設定で開始できることと、Googleとは違う客層からのアクセスが見込めることがメリットです。
また検索されるキーワードもGoogleとは違うものが多くなる可能性があるので、Yahoo!でよく検索されるキーワードをGoogleで試してみるなど、改善方法を広げる効果もあります。
担当者では荷が重いと感じたらWeb広告運用会社に相談がおすすめ
製造業ホームページでリスティング広告などのWeb広告を開始しようとすると、初期設定だけでなく日々の観察調整などやることが多すぎて悩みを抱える担当者が散見されます。
しかも、Web広告やホームページの担当者は別の業務も兼任している場合が多く、どの業務にも集中できず失敗してしまうケースも少なくありません。
そのようなWeb広告やホームページの担当者は、1度Web広告運用会社への相談をおすすめします。
ホームページや広告予算の情報をもとに、効果的な広告方法アドバイスや依頼する場合の料金などを教えてもらえます。
しかし、Web広告運用会社だけで調べると多くありすぎてどの会社を選べばいいのか分からないでしょう。
もし「少ない予算でも効果的な広告を出したい」「ホームページの改善まで細かくアドバイスがほしい」という人には、NET.COMの広告運用がおすすめです。
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また、製造業ホームページの制作・リニューアルも行っており、ホームページ作りから始めたいお客様にも最適です。
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