製造業にとって、得意先への訪問営業や飛び込み営業などの営業活動は、商品を知ってもらうためにも大切な要素です。
直接会って行う営業活動に加えて、昨今ではホームページを使った営業活動「デジタルマーケティング」の重要性が認識され始めています。
製造業でもホームページを制作し、ネットからの反響営業を目指している企業は増加している反面、どのようなコンテンツを掲載すればいいのか悩んでいる担当者も少なくありません。
そこで、本記事では製造業のホームページに必要なコンテンツや、ホームページ制作の成功事例を解説します。
製造業ホームページに必要なコンテンツとは?
製造業でホームページを制作しようとすると、企業情報や製品事例が必要なのはイメージできるでしょう。
しかし、ただ情報を掲載するだけではホームページから問い合わせにつながる可能性は低いです。
本章では営業力を持った製造業ホームページを作るために必要なコンテンツを紹介します。
一般的に必要なコンテンツ
製造業のホームページを制作する場合、一般的に最低限必要とされるコンテンツを以下の通りです。
- 企業情報
- 自社の特徴
- 製品事例
- 注文の流れ
- 問い合わせフォーム
企業情報は、設立年や資本金、従業員数などの会社概要情報が記載されます。
お客様は企業情報から企業の信頼性を確認しているケースが多いです。
自社の特徴や製品事例には、貴社の強みと言える商品やサービスを記載しましょう。
詳しくは下記の項目で解説します。
注文の流れは、お客様が注文したあと商品が納品されるまでの流れがイメージできるような記載をしましょう。
詳しくは下記の項目で解説します。
問い合わせフォームは、とにかく入力のしやすさを意識して入力項目を決めることが重要です。
詳しくは下記の項目で解説します。
なにを販売しているのか明確にできるコンテンツ
ホームページには、貴社が販売している商品を記載できます。
もし貴社がネジを販売している会社だとしたら、どのように商品紹介をするでしょうか。
どんなネジでも用意できます!だけではお客様は魅力を感じてもらうのは難しいです。
ネジを販売する場合なら、以下のようなアピールがおすすめです。
- どの規格のネジも在庫が十分にあり、小ロットでの販売にも対応
- 状況に併せてオーダーメイドのネジを製造販売
- 古い機械で使っていた規格不明のネジでも、製造販売が可能
ポイントは、ホームページに記載するために新しくサービスを作るのではなく、今まで当たり前に行っていたサービスや仕事内容を明確に記載することです。
自分では特別なサービスと思っていなくても、他社やお客様にとっては特別なサービスと思ってもらえる場合は少なくありません。
コンテンツを考える前に、貴社が扱っている商品や付属のサービスを見直してみることをおすすめします。
注文の流れが分かるコンテンツ
販売しているものが明確に分かる商品コンテンツが制作できたとしても、注文の流れが不明確ではお客様は問い合わせしてくれません。
お客様に問い合わせをしてもらうためには、どんな流れで商品が手元に届くのかお客様に想像してもらう必要があります。
一例として、もしも前項のネジ会社で「注文の流れ」というコンテンツを作る場合は、以下のような内容がおすすめです。
- お問い合わせフォームを記入・送信する
- こちらからの折り返し連絡にて現地確認の予定を決める
- 現地確認で必要な商品を選定し、後日見積もりを送付
- 注文確定後に商品を送付、もしくは現地にて取り付け作業を実施
ポイントは、注文することでお客様がどのような行動をしなければいけないかを分かりやすく記載することです。
また、納品まで何日必要かおおよその日数も記載すると、より分かりやすくなります。
入力しやすいお問い合わせフォーム
商品紹介も注文の流れも分かりやすく作られているのに、なぜか問い合わせがまったく来ない場合、問い合わせフォームに問題があるケースが散見されます。
以下の点に注意して問い合わせフォームを見直してみましょう。
- 入力項目が多すぎないか
- 全角や半角など入力文字の指定がないか
- メールアドレスの2度入力が必要になっていないか
とくに注意すべき点は、入力項目の多さです。
問い合わせフォームに具体的に情報を入力してもらえた方が対応しやすいのは理解できます。
しかし、お客様目線で考えると、必要以上の情報記入は面倒くさく可能ならば避けたいことです。
製造業ホームページ導入の成功事例紹介
本章では製造業の企業でホームページ導入によって集客効果が出た成功事例を3つ紹介します。
どのホームページもユーザー目線で必要な情報がしっかり組み込まれているところが特徴です。
ヒクマ株式会社
ヒクマ株式会社は不織布・綿の製造加工メーカーです。
ホームページでは、会社の強みや製品事例だけでなく、注文の流れも写真付きで分かりやすく紹介しているのが特徴です。
ヒクマ株式会社ホームページ
ホームページの目的
新規見込み顧客の獲得
ターゲット
不織布製品を販売している企業担当者
不織布部品を使用した商品を販売している企業担当者
優れている点
製品事例や注文の流れが写真付きで分かりやすくお客様がイメージしやすい
有限会社丹羽グランド
有限会社丹羽グランドは看板やプレートなどへのシルクスクリーン印刷を行っている加工メーカーです。
注文イメージを分かりやすくするため、印刷事例を細かく公開しているのが特徴です。
有限会社丹羽グランドホームページ
ホームページの目的
幅広い業種での注文獲得
ターゲット
商品や金属・アクリルのプレートなどにシルクスクリーン印刷を加えたい企業担当者
看板や店舗デザインにシルクスクリーン印刷やインクジェット印刷を加えたい企業担当者
優れている点
製品事例や注文の流れが写真付きで分かりやすくお客様がイメージしやすい
株式会社前畑精機
株式前畑精機はパーツフィーダーの総合メーカーです。
ホームページではパーツフィーダーの特徴や他社メーカーとの違いを分かりやすく記載しています。
製造販売だけでなく修理や改造について、価格についても具体的に記載しており、お客様がほしい情報が全て詰まった製造業ホームページの見本のようなページです。
株式前畑精機ホームページ
ホームページの目的
他メーカーからの取引移行
ターゲット
現在パーツフィーダーを使用している企業担当者
新規でパーツフィーダーの導入検討している企業担当者
優れている点
他メーカーにはない特徴や自社のメリットが分かりやすく記載されている
ホームページが完成したら終わりじゃない!広告運用の検討しましょう
製造業に最適なホームページが完成しても、すぐに営業効果が出るとは限りません。
ホームページの効果を発揮させるには、多くのお客様にホームページを見に来てもらう必要があります。
そのためには、広告運用を検討するのがおすすめです。
広告運用によってホームページのアクセスがある程度増加すれば、どのコンテンツをお客様がよく見ているかや、どんなキーワードでお客様が検索しているかなど、貴重なデータが収集できます。
集めたデータをもとにホームページを更に修正したり、広告方法を変えることで、ホームページの営業能力をより一層強くできるのです。
もしも製造業でホームページ制作やリニューアルを検討している場合は、ホームページ制作後の改善まで視野に入れて考えてくれる業者を選びましょう。
NET.COMの製造業ホームページ制作サービスなら、徹底的な事前調査や確かなSEO知識で結果につながるホームページを制作します。
ホームページ制作業者で悩んでいる人は、ぜひお気軽にご相談ください。
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